自称サッカー好き芸能人

体ブルブルでこれ以下はない状態の中で昨日の夜はごろ寝しながらテレビを見ていました。
何気なくリモコンでチャンネルを変えると「恋のから騒ぎ」の真っ最中で、その中で仙台出身の女が

「私は男に人気があってもうあちこちから引っ張りダコ」

などと、体調が万全ならば確実に思いつく限りの罵声・暴言をテレビに向かって発していたであろう「ムカツク」発言があった。
何でもその女、結構メジャーなクラブの選手とも合コンをしたことがあるらしく、(鞠か緑蟲あたりか?)
「自称サッカー好き」の明石家さんまがすかさず

「そういや仙台のサッカーチームあったよな?え〜と、名前何て言うたっけ?」

と絡みだした。


・・・おい、さんまのオッサン、あんたサッカー好きなんだろ?
ヨーロッパの選手やチームのことはスラスラ澱みなく語れるのに
Jリーグになるとなぜ途端に歯切れが悪くなるのだ?
しかも聞かれた女も仙台出身の分際でベガルタのべの字も出てこなかった。
もう、馬鹿かと、アホかと・・・


思えばさんまに限らず、本格的にサッカーやフットサルに興じる人間というのは、
大概が海外マンセーJリーグに関しては鹿島や磐田などのメジャーな存在を除いて
ほとんどが鼻で馬鹿にしてまともに取り合おうとしない。
そりゃ百歩譲って海外のサッカーは日本のそれと比べて技術・戦術の成熟度は比べるのが失礼なくらいだ。
だが、華麗で煌びやかなプレイがサッカーの全てではなく、下手でも自分の目的・プライドを懸けて芝生の上を駆け回り、
どんなに不恰好でも最後はボールを網の中に叩き込もうとする姿勢が人の心を大いに動かすのだ、と考えている。
私は華麗に中盤を細かい「通好みの」パスワークで崩してFWが枠を外して歯軋りするよりは、
DFから縦ロングパス一本の「眠い」展開で裏に抜けたエメルソンが豪快にブッチ切ってゴールを陥れた方が100倍楽しい。
サッカーって点を奪うスポーツでしょ?ボールを繋ぐ為のスポーツじゃないでしょ?ってのが私のひねくれた信念。

ベッカムジダン?誰それ(笑)?
要は応援するチームがどんな形でも点を取って勝てりゃそれで大満足ですよ!!内容なんか二の次です。


本当のサッカー好きなら例えレベルが低くても、交通の便が悪く、芝もまともに整備されていない「糞スタジアム」であっても
ライブでしか味わえない醍醐味を求めてスタジアムに足を運ぶもんだし、鼻からJリーグのことを小馬鹿にはしないはずだ。

そーいやさんまがJリーグの試合をスタンドで観戦する、なんて光景は見たことも聞いたこともない。
(もしあるというのなら私の勉強不足)
見る気が無いのか、見る暇が無いほど忙しいのか・・・


さんまを始めJリーグに理解の無い全国の「自称サッカーファン」を自負している皆様、
本当にサッカー好きならJ2やJFLの会場にも足を運んでください。
国内はレベルが低い?馬鹿も休み休み言え!!
オメーの草サッカーレベルの自己満プレーより遥かに上手いし生活を賭けてる分だけ気迫も違うってーの。
もしJリーガーのプレイを見ても何も感じないというのであれば、もう救いようが無いですな。感性ゼロですよ。
貴方達が好きなのはサッカーではありません。海外のハクのついたブランドの輝きに目が眩んでるだけなのです。

ワールドサッカーダイジェスト読み漁る暇あったらJリーグ緑本買って
水戸や鳥栖の選手の顔と名前を一致させる努力をして頂きたい。


よってさんまのJクラブの名前も満足に言えないあの発言にはサッカーに対する愛情・熱意が込められていないから0点。
逝ってよし。
逆にやはり昨日のブロードキャスターでメロンパンの特集でちょっこっと出てた神・山田隆裕氏はサッカーを通じて
仙台という街に可能性、愛着を持ち、一線を退いた後も別の形で地域との結びつきを強めようとする発想・行動力には改めて脱帽。
こんな選手と地域をより近い関係にするのもJリーグの功績を表す1つのモデルケースだと思う。


本当にサッカー好きなら目先の技術だけではなく、クラブが地域に与える効果についても考えを巡らせねばならない。
こちらは文句無く100点