出口はまだ先に

27日の土曜日に私が東北某所に「軟禁」されている間に札幌ドームで黒星をまた1つ重ねた元J1チーム。


ようやく試合の映像を拝見しました。
・・・守ろうとして守りきれないのが今の状態を象徴しているかな、と。総じて選手から自信が失われているのが見て取れる。


PKを取られた場面。厳しい判定ではあるけど、J2の審判なんて元からあんなもんでしょ?質が落ちるから2部リーグなんだし。
まして01年43節鳥栖戦を始め、仙台を失意のどん底に叩き落すことに定評のある北村「大先生」だし
弱いチームにはツキも味方しないもんだし、成るべくして成った結果でしょう。順当負けですよ。
自信の無さがプレーの思い切りの良さ、判断の早さを奪って更に悪い結果を招く、不振時によく見られるパターンですね。
キャンプでやってきたことがこの3試合で完全否定されたことも大きな影を落としている。
選手と監督の信頼関係も試合を消化する度に薄らいでいるようで、今更ながら問題の根は深いと言わざるを得ない。

サポーターも現状の厳しさに業を煮やしたか

闘志無き者は去れ

なんて弾幕を出していたけど、今あんなメッセージ伝えても選手には響かないと思うんですけど・・・
確かに闘志の欠片も感じないような糞試合を演じてる訳だから、奮起を促す言葉を贈る気持ちは良く分かる。
でも、今の選手の表情を見てると闘志はあるけどそれをどう表現していいか分からない、とでも言いたげにしている気がする。


そんな精神状態の時にあんな幕を見せられても余計凹むだけだと思う。今選手に必要なのは、叱咤よりも激励なのかも知れない。


まだ新潟が人気もヘッタクレも無かった98年の話。1500人程の寂しい入りの新潟市陸のスタンドには

ずっと そばに いるよ

と書かれた弾幕が張られていた。
応援する者の純粋な気持ちを表した何て心に響くフレーズなのだろう、と敵ながらあっぱれな弾幕だった。
自分が選手だったらあの弾幕を見れば力以上の物が出せる気がするとも思った。


サポーターもチームに勝って欲しければ自分達の都合だけではなくて、選手の立場に立って思いやりのある言葉を掛けた方が
今は効果的ではないだろうか?
少なくとも私には99年よりは現場の必死さは伝わってくるのでガミガミケツを叩くのは得策ではないと考えています。
折角弾幕作るなら選手の心に響くものを作らないと資源と時間の無駄ですよ。

選手もサポーターも完全に余裕が無くなっている事をハッキリと感じる。出口はまだ遠いけど諦めたらそこで終わり。
試合後、ベルデニック

今後は審判についても研究せねばならない

と語っており、ようやくJ2の何たるかを理解しようとする節が見られるのが好材料ではあります。
もうしばらく監督を信じて我慢する他あるまい。