応援は選挙だ

約束通り昨日書くはずだった「とんぼ」について。


しかしまぁ、「とんぼ」大不評ですね。
某コア系サイトの掲示板なんか不満の巣窟と化している。


まだ仙台が一般市民のいい笑い物にされていた頃、
あまりの弱さにサポーターも楽しまなきゃ損、ということで
試合前から明らかに勝つ要素が無い相手の時や
ゲームの大勢が決まると、徹底的におちゃらけ、お笑い路線に走った。


とりわけアウェイでは新しい応援コールとソングの実験場として活用していた。
そこで試行錯誤を繰り返し、好感触な物はそのまま定着し、
今一つ盛り上がりに欠ける物は容赦無く闇に消し去られた



こんなバカ丸出しの積み重ねが今や仙台名物の独特応援スタイルの
礎になっていることは忘れずに読者の皆様にお伝えしたい。



で、今回の「とんぼ」。始めは先日の等々力で昔は見慣れたあの絶望的展開の中、
途中出場した中原に対して発せられた。
なぜとんぼだったのかは私には分からないが、恐らくは

「どうせ今日は負けだし
、ここは一丁お遊びとして試して周りの反応を見ておこうか。」

こんな軽いノリだったと推測します。
(当時の詳しい事情など教えてくれるコア系の方いれば有難いです。)


ホームの札幌戦でもう一度実験したらそれを良く思わない人が続発した、と。
私も正直言ってこれは悪乗りしすぎだと思います。
どうもサッカーの試合の雰囲気にはマッチしないと考えて、
一切声を合わせず、じっと中原の背中だけを追い掛けていました。


逆にとんぼが気に入って熱唱していた人もいたでしょう。
私は止めろ、とは言いません。存分にお楽しみ下さい。



話をまとめに入ると、人の好みは色々だから、意見の衝突は避けられない。
だから自分の感情に素直になればいいと思います。
発せられた声が嫌なら無視するか、
他のアイデアを出せばいいし(それを否定されるリスクもあるが)、
気に入ればそれを体いっぱいで表現して下さい。


難しく考えることありません。応援も民主主義の世界です。
人が集まる場所である以上、多数派の方が勝つのです。


候補者から発せられたメッセージをどのように受け留め、投票するか否かを決める権利があるのは他でも無い、あなた自身です。


あ、でも中原が大の「長渕信者」で
応援ソングとして「とんぼ」をリクエストしたのであれば話は別ね。


とにかく、選挙に参加しない人間に
文句を言う資格は無いと私は思います。