オマーン戦の後に

ジーコに対する風当たりが厳しい。恐らく今100人に聞けば90人以上の人間が「辞めろゴルァ!!」と答えるでしょう。


はっきりいって、とても金を払うに値するとは言い難いレベルで、内容も何も無い。ただ「ヒドイ」の一言に尽きる試合でした。
でも、私としては「最高の結果」でしたね。
その心は勝つべき試合を勝ったのは勿論、このチームは弱いこと、ジーコではドイツには行けないこと、予選は必ず苦しむことを
みんなが昨日の試合で改めて実感出来たからです。


これから韓国や中国・サウジら「本物」の闘いを控えるこの時期に
いろんな課題・問題点を洗いざらい晒しておくことが
後になってきっと生きてくると思います。
現場も危機感を感じたろうし、予選が初体験のサポーターも自分の思い通りにはいかないことを肌で感じ、
本気でドイツに行きたい者は、応援に対する意識が変わったでしょう。(そうじゃないと困る)


課題と収穫を良いバランスで獲得した「最高」のゲームだったんじゃないかな?少なくとも私はそう思います。
あとは一次予選のどこかでもう一度締まらない試合をして
ジーコが更迭されるなり、選手同士で修復可能な程度のトラブルが発生してくれると理想的。
最終予選に向けて気持ちを入れ替えて一枚岩になるきっかけが欲しいところ。
それには上記のような突発的な事件・異変がいい起爆剤になるもの。
もう1つ選手が本気で「勝ちたい」と思わせる強い動機付けが必要か、と思う。