コアサポーターゲート

今年から表題の名前の入り口を作るそうです。
http://www.vegalta.co.jp/letters/2004/03/17_3.html
私は昨年あたりから無駄に人が群がり、その影響でサポートの質が明らかに薄れたことに嫌気がさして
応援の輪の最前線から離れているので、こんな動きがあることは発表されるまで全く知らなかった。
いろいろ建前を並べているけど、本音は別のところにあるだろう。


早くも阻止汚では名前も顔も知らない者達が好き勝手言い散らかしている。
http://web1.tinet-i.ne.jp/user/tanabu/brummel/
一見すると、コアで活動している者とそれ以外の者との差別化を図るとも取れる措置なので、このあたり意見も分かれるでしょう。


私に言わせれば、どの意見にも正解など無い。この措置によって
どんな変化があるかは蓋を開けないと分からないし、
そもそも入り口を別に設けること自体必要なのかどうかも現時点では判断する材料が無い。


1つだけハッキリしているのは、自分達が「コアサポ」だと名乗って専用のパスを持ってこの「選ばれし門」をくぐるのだから
それに相応しい意識と行動力を伴うべきである、ということ。


「コア」とは核、つまり応援の中心を司る役割を担う。この言葉にはスタンドの空気を支配する権利の保有を意味している。
スタンドを支配するには一般のサポーターにあれこれと指示・命令することも時には必要となってくる。
スタジアムの想いを1つにして選手と共に戦う為には決め事を作り、それを一般民にある程度の周知徹底・強制は避けられない。


帯につかまりながら拡声器で場を煽ったり、取り仕切る人間、いわゆる「コア」を自負する者には
自分の思い通りに人を動かしたり、命令出来る得権がある。
彼らの一挙手一投足がスタンドのムードを決める大事な役割。
その分、発言・行動には人の心を動かすだけの情熱・説得力が無いと務まらない。故に端から見るより遥かに難しく責任も重大。


私もチーム創設以来長年応援の現場の最前線に立ち、手を叩き、声を張り上げてきた。
人前に出てアクションを起こすことがどんなに労力を使う物かは身に染みて感じているつもり。
それでも「コアサポ」を自負する方々に声を大にして言う。

「人を動かす自由を与えてる分、責任も被れ」

今年もサポーターを巡る様々なトラブル・事件が多発するだろう。
何か事が起こった時に誰が責任を取るのか?
無論、コアゾーンにいる人間だ。だって日頃から人を駒のように扱ってスタジアムを「自分の庭」にしているんだから。
調子のいい時にヘラヘラ歌い・踊り狂うことなら誰でも出来る。
予測のつかない事態に見舞われた時、毅然とした態度で誰もが納得するように説明・場の収拾に当たってこそ示しがつくというもの。

人の上に立つ資格のあるものは時として人の代わりに頭を下げ、罪を被らなければならない。
その覚悟の無い奴は今すぐ消え失せろ!!おまえ1人の為のチームではない!!
ただ騒ぎたいだけならカラオケBOXでも逝け!!

もし何かあった時は即座にコアゾーンの人間に責任を求めよう。そこで逃げたり人任せにする節があれば、容赦なく叩けばいい。

それでもコアサポか

と。本来今のコアゾーンは座席指定のエリア。多くの人の犠牲の上にあの応援席が成り立ってることを忘れてはいけない。
多くの人々の心に響く意味のある応援活動をする義務がコアの人間達にはあるのだ。彼らは「リーダー」「演出家」なのだ。

人間は追い詰められた時に本性を曝け出すもの。彼らの人としての度量のほどを見届けるも今年の楽しみの1つではあります。