本当に大切な試合

最近ちょっと調子が上がってるもんだからあちこちで川崎戦の話題に花が咲いてますねぇ。


そりゃ私だって川崎相手にどこまで通用するのかとても楽しみだし、今の仙台なら何かやってくれる期待感も少しだけある。


でもねぇ、心配性の私は川崎戦よりもその次の札幌戦の方がよっぽど大切な試合な気がするんですけど・・・


ハッキリ言って川崎戦はこれまでの力や勢いを「試す」場であって、例え負けても大目に見られるゲームだと思います。
でも、札幌戦は違う。失礼ながら最下位のチームに、ましてホームで失態を演じれば、
3月・4月の頃ウンザリするほど見られた監督、選手の吊るし上げがネットの世界で復活する羽目になるのは間違いない。


心情的には最下位に不覚を取るのは耐え難いし、私だってあらん限りの罵声を容赦無くピッチに浴びせる自信がある。
でも冷静に考えると、ほんの一ヶ月前の自分達がどんな気持ちで試合に臨んでいたのかを思えば
本当に難しい試合になるのは川崎戦ではなく、札幌戦じゃないかと。


ある一定期間負けが込むと、いい意味での開き直りと言うか、負けを怖がらずに捨て身で向かうことが出来るようになる。
この精神状態がとてつもなく怖いのです。

96年の京都*1、00年の甲府*2、去年の鳥栖*3なんかは「ロシアンルーレット」のような恐怖感を醸し出していた。
対戦相手はさぞかしやりにくかったことでしょう。


当然のことながら、連敗なんていつかは止まる。同時にどこかが運悪く「地雷」を踏んで世間の嘲笑を浴びる事になる。


強いチームに勝つことより、弱いチームにキッチリと勝つ事の方が難しいこともある。今回は正にそのパターン。
首位との対戦の直後だけに、中だるみにもなり易いのも不安であります。


仙台は本当に力を付けているのか?
その疑問の答えは6・5にハッキリと出ます。
今までの仙台の歴史を顧みれば、激しく心配でならないが・・・

*1:この年、初のJ昇格を果たすも開幕から17連敗の金字塔を打ちたて、負ける度に世間の好奇な目に晒され続けた。初勝利は9・7西京極での浦和戦

*2:3月の仙台戦勝利後、引き分けを挟んで25連敗。9・15新潟戦まで屈辱にまみれ続けた。最終的には5勝を挙げた

*3:44戦中3勝という偉大過ぎる記録を樹立。この記録を崩す強物は将来現れるだろうか