選手名鑑と私

今日は私にとって特別な日なんですよ。何が特別かってサッカーマガジン・ダイジェストにJ1の選手名鑑がオマケでついてくる
年に1度の「お祭り」の日なんですよ。
自分で言うのも何ですが、私は専門誌が編集する選手名鑑を96年から毎年欠かさず集めています。(新聞社編集の選手名鑑はNG)
専門誌の名鑑だと、選手1人1人の紹介も細かいし、一通りのデータも揃っていて新聞社製作のものより仕上がりが良い。
当然ながら毎年選手の出入りがあるから過去の名鑑との比較、各種情報・データの整理・確認、
監督・選手の顔写真を眺めながら飛躍しそうな人、途中でフェードアウトしそうな人などを脳内妄想したり・・・と
多種多様の楽しみを提供してくれるまたとない代物であります。


ただ1度の例外は99年、大学の授業の一環で長野・菅平高原へスキー合宿という名目で「監禁」され、
4泊5日の行程の間に発売日がぶつかってしまったのです。
近くに目ぼしい本屋も無く貴重なタイミングを失い、「下山」したら、店頭からは既に消え失せた後。ショックは大きかったです。
雪山の辺鄙さを大いに怨んだものです。


年に1回この「儀式」だけは何があっても外しません。なるべく早く本屋に雪崩れ込み、マガジン・ダイジェスト両方の出来栄え、
冊子の痛み具合を丹念に時間をタップリ掛けてチェック。店員の冷たい視線などクソ食らえ。俺様はお客様なのだ!!
結果気に入った方を選んで買うのが私の初春の恒例行事なのです。
私としては、ここ数年はダイジェストの構成が使い勝手が良くてお気に入りですね。
今年もしっかりと購入したので、これでしばらくは開幕までの良き妄想、もとい情報整理のお供として、退屈せずに済みそうです。


ところで、今日この選手名鑑を買った時に少し違和感を感じました。
と言うのも去年・一昨年は発売日に名鑑を手に入れられなかったのです。仙台がJ1にいた時代の話です。
まさか、仙台がJ1に居られる時間が短いと予測出来た訳じゃないだろうけど、本当に売り切れるのが早かった。
近所の本屋を回っても、どこも品切れで、わざわざ取り寄せて貰った程ですからね。これをブームと呼ばず何と呼べばいいのか…
とりわけ、一昨年は初めてのJ1参戦の影響もあってか、私が昼頃に
行ったら、もう綺麗に無くなっていました。

そんな「名鑑狂想曲」から1年。今年は夜に最寄の本屋に行ってもアッサリと残っていました。ある種の空しさを感じました。
こんな所にも降格の影が見え隠れする気がしました。
このことを思うと、今日の新潟県内の本屋はさぞかし大変な騒ぎになったでしょうね。騒げるうちが華ですよ>新潟の皆さん


ちなみに来週はJ2選手名鑑が発売される。来週のマガジン・ダイジェストの売れ行きは逆に興味深い。
ここ数年の仙台の人気が意味あるものだったのかどうか。それを判断するには絶好の機会と言えそうだ。