勢いって怖い・・・
思わず村「神」と叫びたくなるような美しい同点ゴールだった。
こんなスーパープレーが飛び出した以上、負ける気が全くしなかったのは今日観戦したサポーターの誰もが同じだったでしょう。
本当に怖いもので、3月・4月は付いてない時の麻雀のように何をやっても上手くいかなかったのに、
一度きっかけを掴むとスターを取ったスーパーマリオのようにどんな敵も真っ向から蹴散らす。
98年のマグレの12連勝、02年の昇格直後の開幕5連勝を始め、これが仙台の変わらぬ体質・伝統であります。
自信が結果を生み、勝つことでより自信が深まって、今チームは完全な上げ潮ムードに包まれている。
巷では早くも
「このまま連勝街道を驀進して昇格!!」
なんて景気の良い話も飛び出すようにもなっています。
このところの好調ぶりに俄かに強気になっている皆さんへ・・・
アナタ方、ちょっと前までベルデニック辞めろ!!とかガスパルイラネとかネット上で声を大にして吠えていたクチでしょ?
確かにチームは進化してる。でもいつまでもいい事が続かないのも人生。そのうち勝てなくなる時期がまたやってきます。
ここでちょっと昇格が目前に迫った01年11月のことを思い出してみましょう。
11・2○横浜2−1 ロスタイムにマルコス勝ち越しゴールで首位
昇格に王手を掛け、盛り上がりは最高潮に11・6●甲府0−3 目に見えぬ圧力に屈し、いいところなく完敗
小瀬の風がどこまでも強く冷たく吹きつけた
で、今回の流れ
すっごく嫌な予感がするのは私だけ?
日程的にも精神的にも3年前のあの時と怖いくらい類似している。
要はこの楽観ムードを甲府戦・鳥栖戦にそのまま持ち込んだらまた痛い目に遭う、ということを警告しておきたいのです。
変に気持ちが浮ついたまま試合に臨むと、どれだけ悲惨な仕打ちが待っているかはあの修羅場を経験した人なら分かるはず。
ここで不用意に油断してしまえば、3年前甲府の強い風の中で噛み締めたあの悔しさから何も進歩していないことになる。
過密日程・平日アウェイの小瀬・シルビーニョ不在。
次の甲府戦にはこれでもか、と負の要素が揃っている。
間違いなく水曜は1つのヤマ場です。
スターを取った無敵状態のマリオも落とし穴に落ちれば死にます。
(調子に乗ってBダッシュで勢い余って落とし穴に嵌った経験ありませんか?)
体は無敵でも慎重に目の前の敵に向かって行って頂きたい。
今日のことはもう過去のこと。気を引き締めていけ!!