夏へ名乗り

全国各地でたった一枚の甲子園行きのキップをかけた戦いが始まる季節となりました。
私にとっては年で最も心躍る一ヶ月が始まり、この時期はサッカーよりもこちらの重要度が増していきます。
今後はこの手の話題が幅を利かせると思いますが、これも私の趣味です。あしからず。


宮城や新潟なんかは降り続く雨で日程がズレ込んで
選手にも相当な負担がかかって心配がされるところですが、
今日沖縄でトップを切って甲子園へ名乗りが挙がりました。

中部商業4−1沖縄水産

中部商業は2年ぶり2回目の晴れ舞台へのキップを掴みました。今の3年生は前回出場時の先輩達の活躍を目の当たりにしており、
その時の「遺産」をキッチリと結果に結びつけた見事な優勝と言えるでしょう。
2年前は開幕戦で帝京(東東京)に初回5失点するなど
自分達の野球が出来ないまま試合が終わってしまって
悔いの残る負け方をしているだけに今回はリベンジに燃える気持ちが強いのではないでしょうか。


逆に負けた沖縄水産。勝てば新垣渚(現ダイエー)を擁した98年以来
6年ぶりの出場となったのですが、最後に力尽きてしまいました。


沖水は私が高校野球に嵌った頃に甲子園で2年連続準優勝と
強烈なインパクトを与えたチームなので個人的に期待していたのですが残念です。


一昔前は沖縄では無敵の強さを誇っていた沖水も宜野座沖縄尚学をはじめとした新興勢力の台頭もあって
このところは県予選で「あと一歩」のところで敗れ、歯軋りするようなシーズンが続いている。
時代の流れと言ってしまえばそれまでですが一抹の寂しさを覚えるものです。


何でもそうですが、勝ち続けることって難しいのですね。